
- Kindleの本が増えすぎてライブラリがごちゃごちゃしている
- 「端末から削除」と「完全に削除」の違いがわからず怖い
- サンプルや読み放題の本だけを消したい
Kindleライブラリに本がたまり、管理に困っていませんか?Kindle本を削除する際は目的に合った方法で操作しないと、本の再購入が必要になる場合があるので注意が必要です。
この記事では目的に沿ったKindle本の削除方法や、Kindleライブラリを整理するコツをわかりやすく解説します。記事を読めば自分に合った方法でKindleライブラリをすっきり整理できるようになります。
Kindle本の削除は端末の容量を空けたいだけなら端末からの削除、不要な本を消すなら完全に削除を選択しましょう。
Kindle本を削除する前に知っておきたいこと

Kindle本を削除する前に知っておきたいことは以下の2点です。
- 「端末から削除」と「完全に削除」の違い
- 削除による端末とクラウドへの影響
「端末から削除」と「完全に削除」の違い
Kindle本の削除には「端末から削除」と「完全に削除」の2種類があり、それぞれ役割が異なります。「端末から削除」は使っているスマホやKindle端末の容量を空けるための操作です。Kindle本を購入した記録はAmazonのアカウントに残っているので、いつでも無料で再ダウンロードできます。
「完全に削除」はAmazonアカウントの購入履歴からKindle本自体を消去する操作です。「完全に削除」を行うとKindle本を読む権利がなくなり、もう一度読むには再購入が必要です。端末の容量を確保したい場合は「端末から削除」をし、Kindle本を手放したい場合は「完全に削除」を選ぶようにしてください。
削除による端末とクラウドへの影響
Kindle本を削除する際は、端末のストレージを確保したいのか本自体を手放したいのかによって、削除方法を使い分けます。「端末から削除」と「クラウドから削除」では影響範囲が異なるためです。端末から削除すれば、ストレージに空きができるだけで、購入履歴やクラウド上のデータには影響しません。
多くの書籍を持っている場合は、不要な本を削除することで端末の動作が軽くなるメリットもあります。クラウドから削除すると、Kindle本は購入履歴からも消え、再び読むには再購入が必要です。
端末からKindle本を削除する方法

端末からKindle本を削除する方法について、以下の手順を解説します。
- Kindleアプリでの削除手順
- Kindle端末での削除手順
- パソコンのKindleアプリでの削除手順
Kindleアプリでの削除手順
Kindleアプリでの削除手順は以下のとおりです。
- Kindleアプリの「ライブラリ」を表示する
- 削除したいKindle本の表紙を長押しする
- 表示されたメニューの中から「端末から削除」か「ダウンロードを削除」を選ぶ
- 確認メッセージが出たら「削除」を押して完了する
Kindleアプリで削除をしても購入履歴は残るため、再ダウンロードが可能です。
Kindle端末での削除手順

Kindle端末での削除手順は以下のとおりです。
- ホーム画面で削除したいKindle本を長押しする
- 表示されるメニューから「削除」を選択する
- 確認画面が表示されたら、「削除」を再度選択する
Kindle本の右下にある縦の三点マーク(︙)をタップしても削除メニューを表示できます。Kindle端末から本だけを削除すればクラウドにはデータが残るため、端末の容量を整理したいときに適した方法です。
パソコンのKindleアプリでの削除手順
パソコンのKindleアプリからも読まなくなった本を削除できます。パソコンでの操作は大量のKindle本を一括で整理したいときに便利な方法です。
- Kindleアプリをパソコンで開く
- ライブラリから削除したいKindle本を右クリックする
- 「端末から削除」を選択する
パソコンでKindle本を削除しても端末から消えるだけでクラウドには残るため、あとから再ダウンロードできます。
Kindleライブラリから本を完全に削除する方法

Kindleライブラリから本を完全に削除する方法として、以下の手順と注意点を解説します。
- 「コンテンツと端末の管理」を利用した削除手順
- 完全削除する際の注意点
「コンテンツと端末の管理」を利用した削除手順
Amazon公式サイトの「コンテンツと端末の管理」ページを利用すると、Kindleライブラリから本を完全に削除できます。一度に複数のKindle本をまとめて整理できるので、読まなくなった本をライブラリから一掃したいときに役立ちます。「コンテンツと端末の管理」を利用した具体的な削除手順は以下のとおりです。
- Amazon公式サイトにアクセス
- コンテンツと端末の管理
- 削除したいKindle本にチェック
- 削除ボタンを押す
- 完全に削除を選択
完全削除する際の注意点
Kindle本を完全に削除してしまうと本を復元できません。完全削除を行うとAmazonのサーバー上からもデータが消去されるため、以前に書き込んだメモやハイライトも同時に消えてしまうので注意してください。
完全削除後はライブラリや検索結果にも一切表示されなくなります。完全削除は本を手放す操作です。Kindle本を完全削除した後に再度読みたくなった場合は、購入し直す必要があります。
サンプル本やKindle Unlimitedの本の削除方法

Kindle上で以下の本を削除する方法を解説します。
- サンプル本を削除する方法
- Kindle Unlimitedの本を削除する方法
サンプル本を削除する方法
Kindleのサンプル本は読み終えたら削除して、ライブラリを整理しましょう。不要なKindle本を残しておくと目的の本を探しにくくなるため、定期的な削除をおすすめします。サンプル本を削除する方法は以下のとおりです。
- Amazonサイトの「アカウント&リスト」から「コンテンツと端末の管理」を開く
- 「コンテンツ」タブで「表示」をプルダウンし「サンプル」を選択する
- 削除したいサンプルの左側にあるチェックボックスにチェックを入れる
- 画面上部の「削除」ボタンをクリックし「はい、完全に削除します」を選択する
Kindle Unlimitedの本を削除する方法
Kindle Unlimitedの本は利用を終了することでライブラリから削除できます。Kindle Unlimitedでは本を購入するのではなく、一時的に借りている形であるため返却扱いになります。Kindle Unlimitedの本を削除する方法は以下のとおりです。
- Amazonにアクセスする
- 「アカウント&リスト」から「コンテンツと端末の管理」を開く
- コンテンツの表示タブで「Kindle Unlimited」を選択する
- 返却したいKindle本の横にある「アクション」ボタンをクリックする
- 表示されたメニューから「この本の利用を終了」を選ぶ
- 確認画面で「はい、利用を終了します」をクリックする
Kindle Unlimitedの同時利用冊数には上限があるため、不要なKindle本を早めに返却しておきましょう。
Kindle本を削除できない場合の対処法

Kindle本の削除がうまくいかないケースもあります。Kindle本を削除できない場合の対処法について、以下の方法と対策を解説します。
- 定期購読やサブスクリプション本の削除方法
- 端末の不具合で削除できないケースと対策
- Amazonサポートを活用する方法
定期購読やサブスクリプション本の削除方法
定期購読やサブスクリプションで読んでいるKindle本を削除するには、契約形態に応じた方法で手続きする必要があります。定期購読や読み放題サービスではKindle本の管理が契約のもとで行われています。端末から削除するだけでは完全な処理になりません。
雑誌や新聞などの定期購読は契約自体をキャンセルする必要があります。Amazonサイト内の「メンバーシップおよび購読」ページから解約できます。ライブラリに残っている過去の号は、通常のKindle本と同じ手順で削除可能です。
Kindle UnlimitedやPrime Readingのような読み放題サービスでは「利用の終了」という操作が必要になります。利用を終了する手順は以下のとおりです。
- Amazonの「コンテンツと端末の管理」ページにアクセス
- 対象のKindle本の「アクション」ボタンをクリック
- 「この本の利用を終了」を選択
定期購読や読み放題のKindle本を削除する際には、契約の性質に応じて適切な方法を選びましょう。
端末の不具合で削除できないケースと対策

Kindle本がうまく削除できない場合、使っている端末やアプリに一時的な不具合が起きている可能性があります。端末の不具合は比較的簡単な操作で改善されることが多くあります。以下の対処法を順番に試してみてください。
- 端末やアプリの再起動を行う
- 安定したWi-Fi環境に接続する
- Kindleアプリを最新版にアップデートする
- 使用中のOSを最新バージョンに更新する
- Kindleアプリの「同期」機能で手動同期を実行する
- Amazonアカウントから一度サインアウトし再度ログインする
- 端末のストレージ空き容量を確認・確保する
Amazonサポートを活用する方法
Kindle本がどうしても削除できない場合はAmazonのカスタマーサポートに問い合わせましょう。専門のオペレーターが対応してくれるため、原因不明の不具合や複雑な問題もスムーズに処理してもらえます。問い合わせ方法には「チャット」と「電話」があり、用途に応じて使い分けられます。
チャットは24時間対応で文字として履歴が残るため、後から内容を確認しやすい点が特徴です。電話はオペレーターと直接会話できるため、文章では伝えにくい状況や技術的な問題を説明しやすい利点があります。問い合わせを円滑に進めるには、Kindle本のタイトルや使用している端末の情報を事前に準備してください。
端末から削除したKindle本を再ダウンロードする方法

端末から削除したKindle本は購入済みなら再びダウンロードできます。端末から削除したKindle本を再ダウンロードする手順は以下の表を参考にしてください。
手順 | Kindleアプリで再ダウンロードする方法 | Amazonウェブサイトから再配信する方法 |
手順① | Kindleアプリを開き下部の「ライブラリ」を表示する | Amazonにログインし「アカウント&リスト」から「コンテンツと端末の管理」を開く |
手順② | 「All」または「Cloud」フィルターを選び購入済みの本一覧を表示する | 「コンテンツ」タブで削除済みの本を探し「アクション(…)」ボタンをクリックする |
手順③ | 再ダウンロードしたい本の表紙をタップすると自動でダウンロードが開始される | 「デバイスに配信」を選び再ダウンロード先の端末を指定する |
Kindleライブラリを整理するコツ

Kindleライブラリを整理するコツは以下のとおりです。
- コレクション機能を活用する
- ライブラリの表示順を設定する
コレクション機能を活用する
Kindleライブラリに本が増えてきたら、コレクション機能を活用しましょう。コレクション機能を使えば自分で本を分類・整理できるので、ライブラリがすっきりまとまり、読書効率が向上します。以下の表を参考にコレクション機能を活用してください。
分類の軸 | 具体例 | 特徴 |
ジャンル別 | 小説/ビジネス書/漫画 など | 本の内容に応じて直感的に分類しやすい |
読書の進行状況別 | 読み終わった本/これから読む本 | 読書管理が容易で次に読む本を選びやすい |
作者・シリーズ別 | お気に入りの作家/シリーズ作品 | 好きな作品をまとめて管理できる |
利用目的別 | 仕事の資料/勉強に使う本 | 実用性に応じて本を素早く探せる |
コレクション機能は本棚に仕切りを作るような感覚で、Kindle本を自由にグループ化できます。作成したコレクションは自動的にクラウドに保存されるため、複数の端末で整理された状態で利用できる点も魅力です。コレクション機能を活用すれば増え続けるKindle本を快適に管理し、より充実した読書時間を過ごせます。
ライブラリの表示順を設定する
Kindle本の冊数が増えてくると目的の本が探しにくくなります。並び替え機能を使えば検索効率が改善するのでおすすめです。並べ替え機能では、以下のような表示順を選べます。
- 最近:最後に読んだ本や最近購入した本を先頭に表示する
- タイトル:本のタイトルを五十音順またはアルファベット順に並べる
- 著者:作者の名前順に表示する
- 出版日:出版された日付順に並べる
Kindle本の削除は目的に応じて使い分けよう

Kindle本の管理には目的に応じた削除方法の選び方がポイントです。容量を空けたい場合は「端末から削除」し、もう読まないKindle本を完全に手放すなら「完全に削除」を選択します。「完全に削除」すると購入履歴ごと消去され、再ダウンロードできないため利用前によく確認しましょう。
Kindle本の削除方法を正しく選べば、Kindleライブラリを自分の使い方に合った形で維持できます。